HOME > プロジェクト 沿革/概要 > ツクルイ水力発電所

ツクルイ水力発電所

写真:ツクルイ水力発電所

 バルカレーナからトカンチンス川の280km上流に位置する。フランスの資金と設備を導入し、国営のエレトロノルテ(北伯電力公社)により1975年から建設が開始された。

 1984年11月に商業運転を開始し、1992年に第1フェーズ4,245MWがフル稼動に到達、建設費は46億ドルであった。第2フェーズは2002年12月から2007年5月にかけて順次スタートし、現在の設備能力は8,370MWとなっている。稼働中の水力発電所としては、イタイプー発電所に次いで国内第2位の規模を誇る。

 ツクルイの電力は、500KVでアルブラス工場隣接のビラドコンデ変電所に送電され、そこで230KVに降圧されてアルブラス、アルノルテおよびベレン市内へ供給される。アルブラス、アルノルテ(合計所要電力約850MW)とベレン市を含めたパラ州の電力需要の大部分がツクルイによって賄われている。