アルノルテ

写真:アルノルテ

 アルミナ精製のアルノルテは、1981年に建設工事に着手し、市況低迷による一時中断、株主構成変更等の紆余曲折を経て、所要資金約9億ドルを投じた年産110万トン設備が1995年に操業を開始、アルミナ・アルミニウムの一貫生産体制が確立されるに至った。その後3回の増設を経て、年間626万トンの生産能力(中国以外で世界最大)を持つアルミナ精製工場となっている。アルミナの原料となるボーキサイトは、トロンベタス、パラゴミナス両鉱山から安定して供給されている。アルノルテはアルブラスのアルミナ需要の100%を供給している。

 アルノルテもアルブラス同様、品質管理、人材育成、環境保全、社会貢献等にも力を注いでおり、ISO 9001(品質管理)、ISO 14001(環境保全)、ISO 45001(労働安全衛生)、SA 8000(社会的責任)、ISO 55001(資産管理)の国際認証を取得している。2019年には持続可能性向上の国際イニシアチブであるASI認証を取得した。また、2023年にGHG(温室効果ガス)プロトコルのシルバー認証を取得、ゴールド認証取得に向けた準備を進めている。

社名

ALUNORTE - Alumina do Norte do Brasil S.A.

アルノルテ - アルミナ・ド・ノルテ・ド・ブラジル株式会社

事業内容 アルミナの製造・販売および関連事業
本社/工場所在地 ブラジル連邦共和国パラ州バルカレーナ郡ムルクピ
設立 1978年9月1日
資本金 62.9億レアル
株主構成 Norsk Hydroグループ(62.12%)、Glencore(30.00%)、CBA(3.03%)
NAAC(2.39%)、三井物産(2.22%)、JAIC(0.23%)
現有生産能力 アルミナ626万トン/年
建設総所要資金 26.5億ドル
従業員 社員約2,400人、コントラクター社員約5,100人